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2014年5月 6日 (火)

上海中医学留学生活 89週目

試験が近づき、独学やクラスメイトを巻き込んで復習を続けます。
一方で週末には公園ギター練習デビューもしたりして。
なるべく楽しくやりたいですね!

■ 診断学でケースを解く

1学期目の『中医基礎理論』に続いて学習していた2学期目の『中医診断学』が学習範囲を終えました。
期末試験のための準備授業で、ケースを解く、ということを行いました。

たとえばこんな感じ。

男性54歳。 慢性気管支炎5年、セキと喘息が続く。最近1ヶ月においては、セキ、喘息の発作、セキは低く、精神疲労、食欲低下。舌は淡い赤で、舌には歯の跡、薄い苔。脈は「虚」。

以上の患者について、1.主な症状、2.診断名、3.診断における分析を述べよ

これまでに学習した知識を用いて解きます。
当日はなかなかスムーズに思考することができず、講師の解説に頼ることになってしまいました。
講師の解説を聞けば「あぁ、たしかにそういうことになるよね」と納得がいくことばかりで、それまでボンヤリとしていた様々な知識がリンクしていくことを感じました。

これって学習の快感のひとつだと思います。
なかなか有機的につながりにくい知識たちが、次々につながっていく。
なにが重要な知識で、なにが補佐的な知識なのか、といったメリハリを理解する。
「ということは、アレはアレなんじゃないか」と知識や情報が拡張していく・・・。

『中医基礎理論』や『中医診断学』に限らず、現在学習を行う課目は暗記に重点が置かれるものばかりだけれど、それはすべてこの瞬間を作り出すための土台作りなのです。
そのことは自分でも理解していて日々学習していたけれども、この日実際にそれを体験することで、「やっててよかったぁ」と安心もするのでした。

■ クラスメイトと経絡試験準備

『経絡学』の期末試験は2部構成で行われます。
フツーの座学に先立って、「定穴テスト」が実施されます。

学生間でペアを組んで講師が指定する穴位(ツボのこと)の場所を1.ポイントし、2.分類を述べ、3.解剖学的な場所を説明する・・・というものです。
授業で学習した約120個の穴位のなかから5つがランダムで出題されます。
これを通過しないと別の日に実施される座学に参加できないといいます(「えーっ」と反応する学生たち)。

ある日の放課後、ペアを組む予定のクラスメイトと校舎に残って、実際のテスト形式で確認買いを行いました。
僕は結構頑張って準備していたのでかなりの成功率。
クラスメイトのほうはまだ半分くらい・・・ということで、ミスがチラホラ。
僕にとってはそれをフォローすることで経絡の復習になるし、中国語の勉強にもなるしで、いい場となりました。
彼にとっても「負けてられない」といい刺激になったのならいいなぁ。

そのほか、『中医診断学』では復習用資料をクラスメイト間で参加者を募って分担して整理。
「整理」にかかる時間はバカにできず、これを削減できた効果もさることながら、こういった分担作業を通じてクラスメイト間のつながりを強くできることも期待して。

■ 図書館にこもる

来週いよいよ試験が実施されます。
そのため週末はもちろん図書館でせっせと復習です。

事前にスケジュールを確認した上でこなしているので、「勉強しなければいけない量が多いなぁ」とややウンザリしながらも、しかし「あとどれだけやれば大丈夫か」を常に確認できるためストレスはそう高くありません。
ヘタに風邪を引くなどしないよう気をつけながらコツコツやっていけば、ちゃんといい結果を出せます(そのはず)。

■ 公園でギターをジャカジャカ弾いた

そんな週末だけれど、夕方に近所の公園に行ってギターを弾く、ということもしました。

こういったレクリーションがないと息が詰まるし、そもそも朝から晩まで図書館にこもって・・・ということは精神的にも体力的にもムリなのです。
むしろこういったお遊びを後に控えておくことで、その前の復習にも熱が入るというものです。

というわけでギターをケースに入れて公園に行くのでした。
外でギターを弾くのはこれが初めてです。
それまでは自宅での練習だけれど、騒音の都合でピックでジャカジャカ弾くことは避けていました。
指の腹で弾いたり、薄い紙で作ったピックで「シャリシャリ」弾いていたのだけれど、ある程度弾けるようになってきたいま、やっぱりジャカジャカ弾いてみたい!

幸いその公園はあまり人影が多くないところで、僕のヘタなギター練習でご迷惑をかける心配もありません。
芝生にあぐらをかいて、30分ほどジャカジャカ弾きました。
気持ちいい・・・。

(やっぱりというか)自分が想像していたほど上達していないんだなぁとも思う体験でした。
ピックの使い方に慣れていないのは仕方ないにしても、コードチェンジもまだまだまだまだまだぎこちないし、そもそもいくつかのコードはちゃんと押さえられていません。
最後に演奏をしたものを録音して聞き返してみると、(その日はその日なりに練習したのに)「うわぁ・・・」と自分でも引いてしまうくらいヘタでした。

でも、録音を聞くことで何が問題なのかを分析することができるし、その克服のために何を注意すべきか、次回何を練習すべきかを探ることができます。
素人の僕が誤りの全てを気付けるわけではないし、その全ての対策を立てられるわけではありません。
しかしただ日々の練習でギターを弾き流すよりも劇的な上達を見込めるはずです。

それがPDCAの素晴らしさであり、価値ですよね。
これはギターに限らず、また中医の勉強にも同じです。
こんな考え方を持って臨めるのが、社会人経験者の優位点と思うのでした。

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コメント

はじめまして。中国か台湾で中国医学を大学で学び、将来は医師免許を取得したいと思っています。メッセージを送ろうと思ったのですが送り方がわからなかったのでコメント欄に書き込みました。今は台湾を考えているのですが、中国、台湾共に情報が少ないので、もしよろしかったらメールにてお話を聞かせていただけませんか。

shimaさんこんにちは。
ご返答が遅れてすみません。
コメントに気付いていただければいいのですが・・・。

僕も最初は中国か台湾かで迷いましたが、最終的には上海を選びました。
僕の分かる範囲でよろしければなんでもお答えしますよー。
僕のメールアドレスはこちらです。

◼︎◼︎◼︎@gmail.com。
(しばらくしたら記述を消します)

追記:メアドの記述を変更しました。
もしその後このコメントをご覧になったら、
お手数ですが再度コメントください。
こまめに見るようにしますので…。
2014/05/28

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プロフィール

  • こんにちは。

    僕はコールセンターでオペレーション部門のマネジャーだった元サラリーマンです。2013年より上海で中医学を学んでいます。
    →2019年の医師試験に奇跡的に合格、晴れて中医師に!
    →就職活動を始めるも、中国ビザ規定では「経験2年以上でないとダメ」、新卒じゃダメじゃん
    →ある外資系クリニックに事務系何でも屋として拾ってもらう(いまココ)

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